「在る」という事

「在る」という言葉はお釈迦様もキリスト様もその生涯をかけてお考えになった難しい言葉らしいのですが、ここで「在る」というのは、私達が毎日毎時、自分の身体が[在る」と云う事を感じずに暮らしていることを思い出してください。
足があるといつも考えて、私達は生活しているでしょうか?
健康な身体というのは、その臓器も四肢もその存在を私達に訴えません。黙ってその課せられた仕事を24時間黙々と続けています。
感動的な事だと思います。
これが健康な状態にあると云う事です。という事は、朝あなたが眼を覚まし仕事に就き、テレビを見ている間、眼があって見ているのだと感じなければ、あなたの眼は健康だということです。
何も感じずに自然に物が見え眠くなって寝てしまったりすることが健康なのです。
食物を口に入れて、「ああ今胃が働いて消化しつつあるな」なんて思わないでしょう?もし似たようなことを思われるなら、あなたはどこか消化器が悪いのです。
眼疾患の中には、外からは何も変化が見えず視力もはじめは変わらず、ただ重いな、いつも眼が気になるな、と言うくらいでも、怖い怖い緑内障なんていう病気もあります。
ご自分の眼です。あなただけの持ち物で誰も代わってあげられない臓器です。
「在る」ことが忘れられなければ、何処までも食い下がって病名を確かめてください。視力検査からはじまって手術まで、「在る」ことを忘れられるまでです。

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