動脈硬化の予防

人間の身体は約60兆個の細胞からなるといわれています。
その一つ一つの細胞が生き生きと働き、それぞれの機能を発揮することにより、健康が保たれていることになります。
60兆もの細胞が機能分担し、神経とホルモンにより微妙な調節を受け、恒常性(ホメオスターシス)を保っているということは奇跡的なことだと思いませんか。本当に人間の身体はすばらしいですね。
60兆もの部品で作られたコンピューターであれば、必ずどこかに故障が生じて、まともに動かないでしょう。
人間が進歩したと如何におごってみても自然の生命維持機能には到底かないません。
さて、この60兆の細胞は常に再生産されうまれ変わっています。
約3年間で神経細胞以外の全細胞が生まれ変わります。
細胞が生まれ変わり、生き生きと活動するためには、充分な材料が必要です。
また、身体的、精神的活動にはエネルギーととも種々のホルモン、酸素の働きが必要です。
この材料も欠かせません。
この材料は食事として摂取する以外に方法がありません。(例外的に点滴投与、経管栄養があるが) 細胞をつくる材料として、蛋白質が大切ですが、身体に必要な蛋白質は20種類のアミノ酸から作られます。
このうち11種類は体の中で作ることが出来ますが、9種類は食事で摂らなければなりません。
これを必須アミノ酸といいます。
そして、生き生きと活動してもらう為に各種ビタミン、ミネラルも過不足なく摂る必要があります。
良質の蛋白質を充分にとること。
ビタミンも全ての種類をとることが大切です。
特に、ビタミンC、Eは抗酸化物質としても重要なので充分に摂ることが動脈硬化の予防になります。
必要なものを確実に摂る食生活が動脈硬化の予防に大切であることはご理解いただけたと思います。
ただし、摂った食事の利用効率は遺伝子の影響で、各個人、人種で差があります。
従って必要材料の摂取量は個人差があるということです。
この差は親の体質をみて自分で経験して体得する以外にいまのところ方法はありません。
動脈硬化を促進する活性酸素を除去する物質を抗酸化物質(ビタミンC、ビタミンE,カロチノイド、ポリフェノールなど)といいますが、この材料となる食品を充分に取ることも動脈硬化の予防には大切です。
抗酸化物質は、活性酸素に電子を与えることによって無害化する物質であり、そのほかに傷ついた遺伝子を修復したり、細胞の傷を修復する作用があります。

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