お酒のお話

春ももうそこまでやってきて、お花見の季節が近づいてきましたねぇ。
今回はお花見でも飲む機会があると思うから、お酒についてでもお話しておきましょうか。

よく「色々な種類のお酒を一度に飲むと酔うので、1種類にしているから酔わない」なんていう人がいるけど、それは間違いなんだよ。
結局多量のアルコールを飲めば肝臓のアルコール処理能力を超えてしまって、二日酔いにもなるんだよ。
色々チャンポンにして飲むと実際に飲んだ量が分かりにくくなって、その結果思ったより多量のアルコールが身体に入っていることに気づくにくいというのが本当なんだね。
飲みすぎてろれつが回らない、まっすぐに歩けないということがあるでしょう?それは胃腸で吸収されたアルコールが肝臓で分解されて汗や尿となって出るまでの間に身体全体を巡り、大脳の中枢神経を麻痺させてしまうからなんだよ。
「飲みすぎた〜」という本人の自覚も麻痺してくるようだから、皆さんも気をつけましょうね。

飲む前に胃の粘膜を保護するような乳製品(チーズ等)を食べるように心がけ、飲んだ後は水分を沢山補給して、なるべく早くアルコールを身体の外に出すようにしましょうね。
本当はビールならコップ2杯ぐらいまでで止めたいけどねぇ。
目安胃は日本酒なら一合、ワインならグラス1杯といったところかねぇ。

ところで、ビールは冷やせば良いというものではなくて、冷やし過ぎるとまずくなるのを知っていましたか?
ビールは温度に敏感で、直射日光が当たる場所ではビールの中の成分が反応して風味や色が変化してしまいますよね?
反対に急激に冷やしたり、冷やしすぎると混濁したり、くもりが出ることがあります。
濁りは常温に戻すと消えますが、残念ながら旨味は戻りません。また、凍らせてしまった場合には常温にしても濁りは消えません。
ビールには二酸化炭素が入っているのでかなりのマイナス温度で保管しない限り、滅多には凍りませんけどね。
冷やしすぎるとビールの成分の微妙なバランスを崩してしまうことが原因のようですよ。

美味しくても食べ過ぎない、飲み過ぎないというのはやはり健康の基本ですね。

[第1回]
[第2回]
[トップ]

[Dr.コラムトップ]